再生紙のトレーサビリティシステム「KAMITORE(カミトレ)」が特許を取得

カテゴリー: お知らせ , プレスリリース , トピックス 投稿日:2022.03.19
sanyoAdmin

執筆者山陽製紙

CO2や森林伐採の削減量など環境貢献指数も見える化し、リサイクルへの参加意欲を向上

創業昭和3年、循環型社会を目指す紙再生サービスメーカーの山陽製紙株式会社(所在地:大阪府泉南市 代表取締役:原田六次郎)が提供する、世界に先駆けて再生紙のトレーサビリティを可能にしたシステム「KAMITORE(カミトレ)」が、この度特許を取得しました。オフィスの不用コピー用紙を資源に変えるアップサイクル事業「PELP!(ペルプ)」の会員向けサービスで、300社以上に活用されています。WEB上で再生状況のほか、CO2や森林伐採の削減量など環境貢献指数も確認できます。見える化により、循環型社会への関心や理解をより深めてもらいたいと考えています。

オフィスの紙ゴミを資源に変えるアップサイクル事業「ペルプ」

「ペルプ」は、会員企業からオフィスで出る不用コピー用紙を回収し、再生紙にしてオリジナルのオフィス用品などにアップサイクルする取り組みです。低い再生率が課題となっている事業所系紙ゴミの再生率向上を目的に、2012年にスタートしました。環境やSDGSへの関心が高まる中、賛同してくれる企業や自治体が増え続け、現在会員数は300社以上になりました。

再生重量は約60t、CO2削減量は約100tに

「カミトレ」は、環境や社会への貢献を実感してもらうことで、より「ペルプ」への参加意欲を高めてもらいたいと企画・開発したシステムで、2016年に提供を開始しました。会員企業はWEB上で、どの企業で分別された紙か、それがどんな紙製品に生まれ変わったかなど、あらゆる再生状況が追跡可能となります。このほか、CO2削減量、森林伐採削減量、カーボンオフセット費など、環境貢献指数も提示し、視覚的に把握しやすいように工夫しています。2013年9月から2022年3月までのペルプ会員による再生重量は61.7tにのぼり、企業や自治体で使用する封筒や名刺、パンフレットや商品パッケージなどにアップサイクルされています。CO2削減量は99.3t、森林伐採削減量は1233.5本に換算(※換算指数は目安です)できます。


本件に関するメディアからのお問い合わせ先

山陽製紙株式会社 広報担当:武田
〒101-0032 東京都千代田区岩本町 2-17-2 サウスイーストビルディング8F
TEL:03-6240-9711  FAX:03-6240-9735
メール:takeda@sanyo-paper.co.jp
HP:http://www.sanyo-paper.co.jp/
公式オンラインストア「Repepa」:https://repepa.com/


■特許の概要

発明の名称:古紙リサイクル情報管理システムおよび古紙リサイクル情報管理方法
特許番号:第 7029688 号

■PELP!サイト

https://pelp.jp/

■KAMITORE専用ページ

https://kamitore.pelp.jp/

■PELP!参加企業一覧

https://kamitore.pelp.jp/project/user

■山陽製紙株式会社について

経営理念 「私たちは紙創りを通してお客様と喜びを共有し、環境に配慮した循環型社会に貢献します」
一、 私たちは、希少価値のある紙をお客様と共に創ります。
一、 私たちは、お客様と共に成長発展することを喜びとします。
一、 私たちは、資源として使った地球の財産を守り、再生し、循環型社会に貢献します。

■山陽製紙株式会社概要

所在地 (本社、工場)大阪府泉南市男里六丁目 4-25
(東京営業所)東京都千代田区岩本町2-17-2 サウスイーストビルディング8F
資本金 3,800 万円
代表者 代表取締役 原田六次郎
社員数 44名
設立 創業 昭和3年3月 / 設立 昭和32年12月
事業内容 製袋用クレープ紙の製造及び製袋関連資材の販売
包装用クレープ紙の製造及び鉄鋼、電線用包装関連資材の販売
紙再生サービス PELP!、SUMIDECO、Sumideco Paper、crep、SANYO FACTUS
電子部品用層間紙の製造及び包装関連資材の販売
他各種クレープ紙の製造及び加工品の販売
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執筆者山陽製紙