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不用コピー用紙のアップサイクルサービス「PELP!(ペルプ)」初の自治体導入、泉南市で同サービスを活用した再生紙メモ帳を作成

カテゴリー: お知らせ , プレスリリース 投稿日:2023.12.19 / 最終更新日:2023.12.20
sanyoAdmin

執筆者山陽製紙

資源を大切にするエシカル消費促進の一環として成人式や小中学校で配布開始

創業昭和3年、循環型社会を目指す紙再生サービスメーカーの山陽製紙株式会社(所在地:大阪府泉南市、代表取締役:原田六次郎)が提供する、不用コピー用紙を資源に変えるアップサイクルサービス「PELP!(ペルプ)」が、自治体として初めて、泉南市に導入されました。11月から不用コピー用紙の回収をスタートし、オリジナルのメモ帳に再生します。2024年1月7日に泉南市立文化ホールで開催される「二十歳のつどい」や、泉南市の小学校や中学校などで計2,000冊を1月初旬より配布予定です。泉南市ではこの取り組みによって、市民に資源の大切さやエシカル消費について伝えたいと考えています。

消費者相談窓口としての地球環境と資源への思い

泉南市で集められたコピー用紙の受け取り
(持ち込みの様子)

泉南市では1ヶ月平均約30万枚から40万枚のコピー用紙を使用しています。使用済みの紙はこれまでも地元企業を通してトイレットペーパーなどにリサイクルしていましたが、市民生活環境部産業振興課は消費者相談を受ける窓口であることから、地球環境や社会問題の解決につながるエシカル消費について市民に伝えたいと考えていました。同課では、消費者相談窓口の認知向上を目的に、毎年市民へ配布するためのノベルティを作っています。今年は紙資源をアップサイクルするペルプを導入し、エシカル消費についても知ってもらうきっかけとなるアイテムを作成することにしました。

広がるペルプの循環の輪

ペルプでは、紙の送付量に関わらず会員企業間で再生した紙をシェアして使うことができるため、小規模からでも参加しやすい仕組みです。今回は市民生活環境部産業振興課内で不用コピー用紙を回収し、再生紙メモ帳を作成しました。泉南市では、この同課でのペルプ導入をきっかけに、泉南市役所全体でもエシカル消費の普及啓発を進めたいと考えています。
また、当社は紙の循環モデルを泉南市から泉州地域、大阪府、各都道府県へと全国に広げるため、古紙問屋や印刷・製紙会社との協業を進めていきたいと考えています。

泉南市マスコットキャラクターである泉南熊寺郎(せんくま)がデザインされたメモ帳
※デザインイメージ


本件に関するメディアからのお問い合わせ先

山陽製紙株式会社 広報担当:武田
〒590-0526大阪府泉南市男里6-4-25
TEL:072-482-7201  FAX:072-482-7204
メール:takeda@sanyo-paper.co.jp
HP:http://www.sanyo-paper.co.jp/
捨てず、燃やさず、めぐる紙『PELP!』:https://pelp.jp/


■PELP!(ペルプ)とは

山陽製紙株式会社が提供している、会員企業から不用コピー用紙を回収し、名刺や封筒といったオフィス用品に加工して還元するサービスです※。オフィス古紙の再生率の低さが課題になっていたことから2012年にスタートしました。不用コピー用紙の回収袋「PELP! BAG」の購入のみで参加でき、中小企業でも参加しやすい仕組みを実現しています。
※オフィス用品などの紙製品の購入は有料です。

■KAMITORE(カミトレ:紙のトレースシステム)


<特許番号:第 7029688 号>
ペルプの特徴の一つであるKAMITORE(カミトレ)では、どの企業で分別された紙か、それがどんな紙製品に生まれ変わったかなど、あらゆる再生状況の追跡といったトレーサビリティを可能にしています。
CO2削減量やカーボンオフセット量など、環境貢献指数も可視化しています。

山陽製紙株式会社について

経営理念
「私たちは紙創りを通してお客様と喜びを共有し、環境に配慮した循環型社会に貢献します」
一、 私たちは、希少価値のある紙をお客様と共に創ります。
一、 私たちは、お客様と共に成長発展することを喜びとします。
一、 私たちは、資源として使った地球の財産を守り、再生し、循環型社会に貢献します。
上記の経営理念を掲げ、製造工程でも環境に配慮し、使用電力は、「再生可能エネルギー由来のCO₂フリー電気」を利用、排水は「活性炭ろ過方式排水処理設備」を使用してきれいな水に還しています。2019年に「再エネ100宣言RE Action」に加盟し、2022 年には日本の中小企業の製紙業としては初の「SBT 認定」を受けています。

山陽製紙株式会社概要

所在地 大阪府泉南市男里六丁目4-25
代表者 代表取締役 原田六次郎
設立 創業 昭和3年3月 / 設立 昭和32年12月
事業内容 製袋用クレープ紙の製造及び製袋関連資材の販売
包装用クレープ紙の製造及び鉄鋼、電線用包装関連資材の販売
自社ブランド商品(SUMIDECO、crep、PELP!)の企画、販売
電子部品用層間紙の製造及び包装関連資材の販売および関連資材の販売
その他オーダーメイド再生紙の製造
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執筆者山陽製紙